ジャンク品を入手するきっかけ
先日、ハードオフでジャンク品の電動ドライバーを購入しました。購入したのは「RYOBI
FDD-10」というモデルで、価格はなんと330円!ラベルには「通電しない」と書かれていましたが、お得感に惹かれて即決。帰宅後に早速確認してみると、確かに電源を入れてもうんともすんとも言わず、全く動かない状態でした。それでも、「これを自分で直せたら面白いかも!」と思い、修理に挑戦することにしました。

内部を点検してみる
まずはカバーを開けて、中の状態をチェック。素人ながら隅々までじっくり観察していると、基板の銅箔が剥がれている部分を発見。基板の向かい側を見ると、焦げたような黒い跡が残っていました。おそらくショートした際に火花が飛び、焼け跡が残ったのでしょう。
この基板には「KBL406」という部品が取り付けられており、調べてみると、これは「ダイオードブリッジ整流器」というパーツだということが判明。電源を安定させる重要な役割を持つ部品です。
カバーを外した状態
KBL406
テスターで故障を検証
次に、テスターを使ってKBL406の状態を確認しました。通常、ACピンとACピンの間は導通しないはずですが、測定してみると明らかに導通が…。内部でショートしていることが確定しました。この部品が故障の原因と見て間違いなさそうです。
故障部品の除去に挑戦
ショートしたKBL406を取り外すため、作業開始!
そこで役立ったのが、ネジザウルスで有名な「株式会社エンジニア」のハンダ吸引器。中学生以来のハンダ作業で悪戦苦闘しましたが、ハンダ付け用ペーストを活用しながらなんとかハンダを吸い出し、無事にダイオードブリッジを取り外せました。ついでに余計なハンダまで取れてしまいましたが...。
ハンダ吸引中
新品部品でハンダ付け
ネットで注文した新品のKBL406が届いたので、いよいよハンダ付けです。剥がれた銅箔部分はスズメッキ線を使って補修し、慎重に接続。仕上がりは正直見た目がイマイチでしたが、通電テストをしてみると…見事に電動ドライバーが復活!ちゃんと動くようになり、感動しました。
新品のKBL406
まあなんとかくっつきました
修理を終えての感想
実は以前から、YouTubeでジャンク品修理の動画を見て「自分もやってみたい!」と思っていました。そんな中、たまたま訪れたハードオフで初心者でも修理できそうなジャンク品を見つけられたのは本当にラッキーでした。今後もジャンク品修理に挑戦していきたいと思います。次はどんなお宝に出会えるか楽しみです!
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